1. はじめに:スプレッドシート運用の“あるある課題”
多くの企業では、Googleスプレッドシートを使ってデータ管理を行っています。しかし、日々の業務の中で「同じようなデータが複数のシートに分かれている」ことは珍しくありません。例えば、営業チームごとに「リストA」「リストB」「リストC」などに分けられたスプレッドシート。それぞれの内容を一括で確認したいとき、毎回コピー&ペーストするのは非効率です。



2. 課題:複数タブに同じ項目が分散している現場
上記のようなシートごとに似た構造(例:A列=名前、B列=会社名、C列=連絡先)で管理されていても、それらを集約して全体を俯瞰したり、集計作業をするのはかなり面倒です。このような状況で活躍するのが「QUERY関数 + 配列構文」です。
3. 解決策:QUERY関数を使って一括でデータ集約
QUERY関数とは?
GoogleスプレッドシートのQUERY関数は、SQLライクな文法でデータを抽出・絞り込み・整形できる強力な関数です。配列と組み合わせることで、複数のシートから必要なデータだけを抽出することが可能です。
今回の具体的な関数例
たとえば、次のように3つのシート("リストA"、"リストB"、"リストC")のデータを1つにまとめ、空白行を除外したい場合は、以下のように記述します:
=QUERY({
'リストA'!A:C;
'リストB'!A2:C;
'リストC'!A2:C
},"SELECT * WHERE Col1 IS NOT NULL",-1)この関数では、リストBとリストCの見出し行(1行目)を除き、A列が空白でない行のみをまとめて表示します。
4. 関数のポイントと注意点
- 列のフォーマットを統一することが重要です(例:すべてのシートのA列に名前、B列に会社名など)。
- 1行目に見出しがある場合、A2:Cのように2行目以降を指定して重複を避けましょう。
- 本記事では3列の場合のみの関数の紹介になりますが、何列でも同じ型で応用すれば使用できます。
5. 応用例:QUERY関数の柔軟な使い方
条件指定で絞り込み
WHERE Col1 IS NOT NULLの部分を、他の条件(例:Col2 = '株式会社〇〇')に変更することで、必要なデータだけ抽出できます。
並べ替えや特定列の選択
SQLライクにSELECT Col1, Col2 ORDER BY Col2なども可能で、整形・分析に非常に便利です。
Query関数の使い方もまとめたいと思います。
6. まとめ:日々のデータ管理に「整った仕組み」を
複数のタブに分散したデータも、QUERY関数を活用すれば簡単に一つのリストに統合できます。これにより、集計・分析・共有が格段にスムーズになります。データ管理の効率化を目指す経営者や管理者の方にこそ、ぜひ使いこなしていただきたいテクニックです。
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