自社の売上データや顧客リストをGoogleスプレッドシートで管理していると、複数の担当者が同じシートにアクセスし、フィルター設定を上書きしてしまう問題に直面しませんか?

特定の条件で絞り込んだデータを見ようとした瞬間に、別のメンバーがフィルターを変更してしまい、探していた情報が消えてしまう──そんな「フィルターの奪い合い」でプロジェクトが停滞するケースは少なくありません。

本記事では、個人ごとに独立したフィルタ設定を保存できる「フィルタビュー」の作成から保存までの手順を解説し、チームのデータ管理をスムーズにする方法を紹介します。

1. フィルタビューとは何か?

フィルタビューは、Googleスプレッドシートの機能の一つで、ユーザーごとに複数のフィルター条件を保存し、呼び出せる仕組みです。

  • 通常フィルター:シート全体に適用され、変更すると全員に影響
  • フィルタビュー:個人専用の「表示」を切り替えるだけで、他メンバーの操作と干渉しない

本記事では、個人専用のフィルターについて紹介していきます。

2. フィルタビューのメリット

  1. 他編集者の操作と干渉しない
    自分用の絞り込み条件を保持したままデータを閲覧可能。チームメンバーの操作による設定変更で、作業が中断されません。
  2. 複数ビューの保存
    営業エリアや月次レポート、プロジェクトフェーズ別など、用途に応じたビューを複数作成・管理できます。
  3. シート構造を壊さない
    データそのものや並び順を変更せずに表示だけを切り替えられるため、誤操作によるリスクを減らします。

3. フィルタビューの作成手順

以下の手順を参考に、フィルタビューを作成し、保存まで行いましょう。スクリーンショットを活用すると、読者への説明がより分かりやすくなります。

3.1 フィルタビュー画面の開き方

  1. メニューから データフィルタ表示を作成 を選択
  2. シート上部に「一時的なフィルタ」と書かれたフィルターバーが表示される
フィルタ表示を作成
他人に干渉しないフィルタービュー

3.2 フィルタ条件の設定と保存

  1. 従来通り各列ヘッダーの▽アイコンをクリックし、条件を指定
  2. フィルタビュー バー右端の「ビューを保存」をクリック
  3. ビュー名を入力し保存(例:営業_東京)
  4. データ表示を変更 で保存したビューを確認可能
フィルターの名前を保存する。一時的なものであれば保存しないのも可能。
表示の変更より、保存したビューを見れる

4. まとめ

本記事では、Googleスプレッドシートの「個人用フィルタビュー」を作成し、保存するまでの手順を中心に解説しました。個人別のビューを活用することで、以下の効果が期待できます。

  • 他の編集者とフィルター設定が干渉せず、自分の絞り込み条件を常に保持できる
  • 営業エリアや月次レポートなど、業務内容ごとに複数のビューを簡単に作成・管理可能
  • データそのものや並び順を変更せず、表示だけを切り替えられるため、誤操作リスクを低減

まずは、主要業務に合わせて3~5個の個人用フィルタビューを作成し、チームでの運用を試してみてください。


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